伊豆野夏実様 ニース留学
生きるのに精⼀杯だった1ヶ月
私は約1年前の夏休みに 1ヶ⽉間フランスに旅⾏した時に、もっと現地の⼈とコミュニケーションを取れるようになりたいと思いフランス語を学ぶようになりました。そこで、今年は8⽉13⽇〜8⽉25⽇までフランスのニースにある語学学校に通いその後1週間の観光をしました。
学校のクラスはレベル分けされており、私はA0の1番下のクラスでした。授業ではフランス語をフランス語で教えてもらうという今まで⽇本にいるときとは違う貴重な体験をし、クラスメイトとフランス語の会話も積極的に⾏いました。⾃⼰紹介やフランスでの毎⽇の過ごし⽅、それぞれの⺟国紹介や質問をフランス語で⾏うような内容でした。そのため、⾝近な生活で使いやすい単語を新たにたくさん収得し⽇常生活で使えるようになりました。 本来のスピードのフランス語が聞けるようになったわけではありませんが、ゆっくり話してもらうことでだんだん会話も成り⽴つようになりました。 学校では⽇本⼈やロシア⼈、中国⼈その他にも様々な国の友達ができました。休⽇にはみんなでバスに乗り遠くへ旅をしたり、海に⾏ったり、バスケットボールをしたりして親睦を深めました。みんなフランス語を習得したいという⽬的が同じだったため、わからない単語を お互いに教えあったりレストランへ⾏った時は英語をNGとし、フランス語で注⽂したりするなど沢⼭のチャレンジもしました。ほぼ毎⽇、学校での友達と過ごしていたので、帰国した今でも連絡を取り合いお互いの住んでいる国へ旅⾏したりして再会する仲にもなりました。この留学をしていなかったら絶対出会えていなかった⼈達であり、この友⼈らにニースで出会えていなければこのように毎⽇が楽しく、ずっとここに居たいと思うような気持ちにならなかったと思います。彼らが私のニースでの生活の中⼼であり⽀えでした。
ホームステイ先ではマダムと猫が2匹、ルームメイトのタイ⼈の⼥の⼦と2週間を過ごしました。マダムは毎⽇夜ご飯に⼿作りのフランス料理を私たちに⾷べさせてくれ、料理の作り⽅を教えてくれました。私がマダムの料理で1番好きだったのはキッシュです。フランスへ⾏く前から本場のキッシュを⾷べたいとは思っていたのですが、まさか家庭料理のキッシュが⾷べられるとは思っていなかったのでとても興奮しました。帰国して⾃分でもキッシュ作りに挑戦しました。今では「フランス料理で1番好きな⾷べ物」ではなく「⾷べ物の中で1番好きな物」になりました。
この留学でこのような友達関係や家族の⼤切さについても⾃分の中で⾒つめ直すことができました。とてもよい出会いをしたと思いますし、この経験をしたからこそこれからも沢⼭の出会いや挑戦をしたいと思い、フランス語を学ぶことに対して以前より積極的になりました。
私はニースの海岸線のプロムナード・デ・ザングレを歩いたことを忘れることができません。 ⼀⽬惚れとはこういうことか!と思いました(笑)。もう⼀度必ず訪れたい場所です。ニー スは私にとって特別な場所になりました。