南恵子様 パリ留学

ソルボンヌ・フランス文明講座

「実存は本質に先立つ」というサルトルの言葉に後押しされて、40年来の夢を叶えた今、達成感と満足感で胸がいっぱいです。日仏文化協会の留学パンフレットを目にした時、費用、時間、88歳になる実母や愛犬の世話など、様々なリスクが考えられましたが、人生を輝かせるのも、退屈にするのも、自分自身の行動だと、1ヶ月のパリ留学を思い切って決めました。
パリはどの街角を歩いても新しい発見があり、何日暮らしても飽きることがありません。そんな街で伝統のある語学学校ソルボンヌに通うのは、毎日が冒険でワクワクの連続でした。
学校では初級クラスでしたが、フランス語の授業は聞き取れないことも多く、課題のテーマに頭を悩ませたこともありました。受講生の国籍も様々で、コミュニケーションは英語です。授業開始の一時間前に教室に入ってその日の宿題をするのが日課でした。授業は午前中だったので、午後からはパリ中を散策し、土日はモンサンミッシェルやフォンテーヌブローなど、パリの喧騒を少し離れて、近郊の町を訪ねました。天候にも恵まれ、本当に充実した素晴らしい日々でした。人生の中で輝ける1ヶ月です。仕事をやり終え、子育てを終えたシニア世代にこそ、このパリ留学をお勧めします。