色彩の魔術師～ラウル・デュフィ～

2014/08/22

Bonjour! 日仏文化協会の増田です。

暑い日がこうも続くと、週末お出かけする気がなくなってしまう今日この頃。
どこか涼しい所に行きたい！という方に、美術館はいかがでしょうか。

先日衝撃を受けたのが、デュフィ展です。
ラウル・デュフィは、20世紀前半にフランスで活躍した画家です。
恥ずかしながら、この展覧会に行くまでデュフィを知らなかったのですが、
たまたま知り合ったフランス人カップルが「日本でデュフィ展をやっているなら行きたい！」と興奮していたこと、
当校の日本人講師が「デュフィ展行ったけど、彼って天才！」とベタ褒めだったのを聞いて興味を持ちました。

その評判通り、とっっっても素晴らしかったです！
「色彩の魔術師」と呼ばれただけあって、色使いのセンスは抜群。
絵画だけでなく、木版画、テキスタイルデザイン、本の挿絵なども、本展で見ることができます。

いままで、個人的にモネがナンバーワンだったのですが、デュフィもそれに迫る勢いです！
というのも、デュフィ自身、モネの影響を少なからず受けているという点で、共通するものがあるのだと思います。
こんな風に、いろんな画家たちの繋がりを知ったり、その背景にある時代を勉強できたりと美術館は知的好奇心を刺激してくれる宝庫ですね。

そして、ぜひオススメなのが音声ガイドを聞きながらの鑑賞です。
フランスと関係が深い中谷美紀さんのナビゲーションでデュフィの世界にどっぷり浸かることができます。