村上美羽様・大原みさと様 モンペリエ留学
私たちは日仏のサポートを利用してフランスのモンペリエに 4 週間留学をしました。モンペリエはパリからTGV で約 3 時間とフランスの南にある都市です。
パリから遠いのですが、 モンペリエにあるトラムという路面電車に 30 分くらい乗ると海に行くことができます。そして、モンペリエの人々はとても優しく、目があったら必ず微笑んでくれてお店に入ると挨拶をしてくれました。南にあることから気温は暑いのですが日中雨は降ることがなく雲一つない良い天気でした。留学の間はアクサンフランセという語学学校に通いました。私たちは午前中だけの授業だったのですが中には午後の授業もある人もいました。8月の第2週目からだったので、多くの国から学生がフランス語を学びに来ていました。そして、アクサンフランセはアクティビティがとても豊富です。私たちもクルージングのアクティビティに参加しました。また、マルセイユ観光のアクティビティにも参加し、マルセイユ観光もすることができました。
私のクラスは大体15人前後でした。会話を主に文法も勉強しました。日本人とは異なり、他の国の人たちは積極的に発言をしていたのが印象的です。滞在については、フランス語の上達の為、一緒に参加した大原さんとは、あえて別の家庭でホームステイをしました。私の家はマダム 一人だけのお家でした。しかし、他の留学生もいました。ご飯やお風呂の時間が決まっているので自由は少なくなりますがフランス人の生活を体験することができました。マダムの作るご飯は全部美味しかったです。土日の学校がないときは電車に乗ってモンペリエ周辺を観光しました。カルカッソンヌ、アヴィニョン、セット、ナルボンヌに訪れました。もちろん、モンペリエも観光しました。フランス人と友達になる機会は少なかったのですが、毎週水曜日に行われている言語交換会というのにも参加しました。充実した日々を送ることができました。日仏の方のサポートのおかげで安心して留学生活を送ることができました。 (村上美羽)
私はホームステイ先でのチーズ試食会が思い出深いです。学校のアクティビティでチーズ試食会があったのですが、料金が高く参加できなかったという話をマダムにしたところ、自宅で開催してくれました。友達も呼んだら?と言っていただけたので、友達を2人招いて開催しました。9種類のチーズと付け合わせの果物、パンが用意されていて、マダムが1つずつチーズの説明をしてくださいました。マダムの好意と貴重な経験に忘れられない思い出になっています。
また、私は今回の留学がほぼ初めての海外経験だったのですが、今回の経験で自分の考え方が変わったように思います。公共交通機関で電話したり、スーパーのレジで列ができていてもレジ係とお客さんが気にせず世間話している様子を見て、日本でこれらを禁止するルールはないものの見られない光景だと思いました。そこから日本では多くの人が周りの視線を気にして生活していると気づきました。もしかしたら自分は必要以上に周りを気にして生きていたのかもしれないと思うと、それから重荷が下りて生きやすくなりました。また、周囲 の人のニュースへの関心の高さにも驚きました。ドイツ学生のハウスメイトとホストマザーがニュースを見ながら環境問題について話していて、「その問題について日本はどうか」と聞かれたときに私ははっきり答えられませんでした。学校で政治問題の話になった時も私はついていけず、普段からニュースのアンテナを高く張る必要があると感じました。これからは語学勉強をさらに続けてレベルアップを目指すとともに、社会問題についても知識を得てその問題に対する自分の意見を持っていきたいと思います。(大原みさと)