奈良原和子様 観光ホームステイ(マルセイユ)

自分の人生観が変わるほどの体験ができました

初めてのホームステイ。ほとんど会話にならないと思われるフランス語力の私でしたが、パーティーの来客一人一人に紹介して下さったり、夕食準備の時には作り方を面倒がらずにゆっくり教えて下さったり、学校のイベントでお好み焼きを作ることになった時は気もちよくキッチンを使わせて下さったり…クリスティーヌさんは家族の一員のように受け入れてくださいました。フランス語を身近な言葉にしたいと思いこの留学を決めたのですが、一番感銘を受けたのは彼女の生活スタイルです。急ぐことなく、焦ることなく、毎日の自分の生活を保持しながらおもてなしをされるマダムの生活のスタイルや合理的な時間の使い方は、帰国後の自分の生活態度に大きな変化をもたらしました。いろんな意味でマダムにはとても感謝しています。

学校には様々な国籍や境遇の生徒がおりました。 初級レベルのクラスだったので、先生は身振り手振りはもちろん、黒板に絵をかくなどの工夫をしながら、伝わるまで忍耐強く授業を進めてくれました。 表情豊かな先生とは楽しい時間の連続でした。 また、受付の方もいつも笑顔で、学校とは関係の無い質問(絵葉書のお店を尋ねました)にも、仕事を中断してネットで調べて答えて下さったのが嬉しかったです。

途中、授業の一環として自国の料理を持ち寄る昼食会があったのですが、このイベントは事前に知らなくて材料の準備や調理には困惑したものの、いろいろな料理が集まり、事務所の方や他の先生方の参加もあって、ワイワイと楽しい昼食会になりました。

エクスカーションではどこまでも崖と海の景色が続くコロニッシュと、マルセイユとはまた違った趣のあるエクサン・プロヴァンスに行きましたが、上級クラスの方と一緒に行ったグループワークはとても有意義で、ここでも大きな感動がありました。
その他アニメの映画鑑賞や美術館でのアート鑑賞にと飽きることのない日々でした。

住んでいる方が多国籍だからでしょうか。 マルセイユは他の南仏の都市と比べるととても開放的に感じ、もっとマルセイユのことを知りたいなと思いました。 単純な観光と違って、この2週間は私にとってとても大きな体験になりました。