寺田大輝様 パリ留学
研修地について
私はパリ14区のメトロ6番線Glacière駅近くのパリラング校に通い、同建物内のFIAPに約2ヶ月間宿泊していました。駅、研修校周辺は治安が良く、静かで住みやすい街です。学校の近くにはスーパーやレストランもあり、非常に快適でした。日本食レストランもありますが、中国人が経営しているようで味は日本っぽくないですが、日本の味に固執しないのであればおいしくいただけると思います。個人的には青い屋根のケバブ屋がとてもおすすめです。気さくなアルジェリア人店員が作るケバブは味、ボリューム、コスパ、種類の豊富さ、どれをとっても文句なしでした。
研修校について
パリラングでは非常に有意義な授業を受けることができました。時期によって人数はまちまちですが、だいたい1クラス6人~10人で総人数によってクラス数が変動します。夏のバカンス中は6,7クラスありました。午前中は文法や長文、聞き取りなど、総合的なフランス語学習で午後は別料金で希望者のみの授業となります。午後のオーラルの授業は午前より少人数で話す機会をより多く得られるため非常におすすめです。先生は1,2週間で変わることもあれば1ヶ月同じ先生の場合もありますが、どの先生も素晴らしいです。分からないことも、聞いてくる生徒には授業後まで残って教えてくれる熱心な先生ばかりで学習環境はかなり整っていると言えます。ただ、意思表示をしないと先生もそこまで深くコンタクトを取ってくれるわけではないので、授業が難しすぎたり丁寧に説明してほしいところがあったりする場合はどんどん先生に言うべきだと思います。
滞在について
FIAPはホテルのような設備でした。部屋の建て替え工事が終わったばかりでとてもきれいで近代的です。難点があったとすれば冷蔵庫がないことでしょうか。夏に部屋で常温の水しか飲めないのは少し辛かったです。自動販売機やバーには冷たい飲み物がありましたが、スーパーで買うより格段に値段が高く、また洗濯も何度もコインランドリーを利用すると意外とお金がかかりました。しかし無料で卓球ができたのはいい気分転換になったので嬉しかったです。ひとつ気になったのが飲食物の持ち込みに関してです。食べ物はテラスであっても敷地内に持ち込み不可だと言われたのですが、受付係の人それぞれの裁量に任されているようです。飲み物はアルコール以外可能だそうです。どちらも線引きが曖昧で確固たるルールがきっちり統一されているわけではないようでした。
留学を終えて
今回の2ヶ月間の留学で、私が最も強調したいのはコミュニケーションの重要性です。せっかくの留学期間だから精一杯やりきる!と意気込んで行ったものの最初の頃は外国人とのコミュニケーションに戸惑いを感じました。しかし授業を通して、とにかく話そうと思い自ら様々な事柄からアプローチしようと試みたところ、必死さが伝わったのかなんとか思いを伝え合うことができました。少しでも成功の感覚を味わうと、喜びが次の会話に繋がります。この感覚を得ることができたのは自分の中で最も大きな意義を持つと思います。この経験、成功や失敗の体験を全て今後の人生に活かしていきたいです。