
フランス専門留学
2015年度フランス専門留学体験談
桑原啓 さん
2014年6月末~9月上旬 | Lutece Langue(フランス語) |
2014年9月~2015年6月末 | Ecole de la chambre syndicale de la couture parisienne コース: CYCLE DE PERFECTIONNEMENT STYLISME/MODÉLISME |
モード留学
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ファッションコンテスト装苑賞を受賞し、1年間のフランス留学の特典が与えられ、パリのモード学校ECSCPに入学しました。
授業は、デザイン、立体裁断、縫製、作図の4項目あり、デザインの授業では主にポートフォリオを製作しています。自分の決めたテーマからどういう風にアプローチをし、デザインまでに至るかの過程を先生と毎時間ディスカッションしながら作っていきます。
デザインについては、一つ一つのデザインがなぜこういう風なデザインになったのかを写真やデッサンを見せて明確にしていきます。先生からは、良い悪いをはっきり言っていただけるので理解しやすく、こんなデザインもあるよ、と提案もしてくれます。先生との距離は日本の先生と比べだいぶ近いように思います。
立体裁断ではシャツ、ジャケットの製作。縫製の授業では衿やパンツのあきなどの部分縫いが中心です。学校の授業や課題はとても楽しいです。先生を含めクラスメイトは気さくで、フランス語が苦手な私にも積極的に話かけてくれます。
入学してよかったことは、環境の変化に自分がどう立ち向かっているか日本の学校では味わえない経験を積めることです。フランス人が大事にしている考えなど教えてもらい縦幅というより横幅が伸びたように思います。
実際、フランスで生活してみると、どこへ行っても挨拶や「ありがとう」などを言う国で、日本にはあまりない文化で素敵だと思います。生活面では、改めて日本の便利さを知ることができました。
今は、まだ自分が大きく変わったとは思いませんが、将来、自分が仕事をしていく中で、留学していなければ出てこない発想や技術などを発揮できると信じています。卒業後は日本に帰国し就職します。
これから留学する人へのアドバイスは、留学できるという環境は誰でも経験できることではないので、常に感謝の心を持ち、必ず将来のための糧になるよう信じて勉学に勤しんでほしいと思います。
日仏のプログラムに参加したのは、フランスに留学するにあたりいちばん信頼でき、留学生活が安心できると思ったからです。渡仏前は丁寧な説明やVISA取得、渡仏後も右も左も分からない私に生活のあらゆるサポートをしてもらいとても助かりました。