
フランス専門留学
2015年度フランス専門留学体験談
川登祐子 さん
2013年4月~9月中旬 | Cavilam(フランス語) |
2013年9月~2014年6月 | Olivier Gerval Fashion & Design Institute |
2014年9月~2015年6月 | Atelier Chardon Savard |
モード留学
![]() |
![]() |
子供の頃から、海外に留学して服の勉強をすることが夢でした。日本の専門学校を卒業し、留学資金をコツコツ貯め2013年に渡仏。1年目はフランス語に自信がなかったのでOGFDIの1年生に入学。2年目から、現在のアトリエ・シャルドン・サヴァールの4年生クリエイターコースに編入しました。今は、毎日、ファッションショーに向け、ひたすら服を製作しています。
メインの授業はクリエーション・ラボ。各自の作品を並べ、意見の交換をします。みんなモチベーションが高く、自分のスタイルを確立し自信をもって取り組んでいます。新しいインパクトがあるのはどれか、いちばんベーシックでつまらない作品はどれか、歯に衣着せぬ率直な意見が聞けるので、ストレスが多いながらもこの授業がいちばん刺激的です。
先生から厳しい意見を言われるので、結構メンタルを強く持っていないと心が折れそうになる時もありますが、クラスの生徒たちはみんな親切です。
入学してから今までの服づくりの視点が大きく広がりました。決まったやり方はなく考えないでもっと自由に、といつも先生に言われ、毎日の課題は苦しいですが、作品作りに没頭でき、自分が成長していくのを実感しています。
細かいニュアンスやテストの時、自分の表現したいことを言葉にして説明して理解してもらうというのが難しくて苦労しています。基本的に、言葉がなくても作品があるのでそれで評価される世界ですが、やはりフランスでは、喋ってコミュニケーションができないと、と感じます。
留学をしていろいろな国の文化や人々と身近に接し、自分にはなかった答えがたくさん返ってくるので、とても刺激を受けます。自分のキャパシティや価値観が広がり、前より積極的になり自信がつきました。将来の自分にとってもいい影響を与えてくれると思います。
卒業後は、スタージュをしながら今後どうするか考える予定ですが、少しづつ前に進んでいけたらと思っています。
これから留学する人は、期待と不安でいっぱいでしょうが、一歩踏み出すだけでこんなに変われるので、後悔しないためにもとりあえずやってみる!のがいいと思います。
私は、渡仏前、仕事で忙しく、言葉の心配もあり、なにより、確実に留学したかったので、日仏にサポートをお願いしました。実際、まわりにビザの手続き、引越し、学校や家探しで苦労している友人が多いので、日仏に任せてよかったと思います。