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第8期奨学生の留学体験レポート

中村様のパリ留学レポート

 

 

今回の研修地パリは「意地悪な人が多い」というイメージでしたが、こちらが一生懸命フランス語を話そうとすると熱心に耳を傾けてくれるような、親切の人のほうが多かったように思います。パリは地区によって雰囲気や治安も違いますが、私が暮らした地区は高級住宅地で比較的安全でした。夜出歩く時などは特に、治安の悪い地域には行かないようにしていました。


研修校の「アンスティテュ・パリジャン」は日仏文化協会の資料をもとに、落ち着いた環境で勉強できるということで選びました。また、初めての海外滞在ということもあり、インターネットの接続環境は必要不可欠でした。授業内容はクラスによって異なるとは思いますが、テキストに沿って文法やフレーズを確認しながら、小テストのようなものを行い、先生に添削してもらいました。授業中出てきた主題や生徒の質問などから話が広がり、みんな一生懸命フランス語を使いながら、自国のことを説明したり、コミュニケーションを取るようにしていました。単語一つにしても、辞書を使うより先生に質問するという環境がよかったです。

ステイ先

 

ホームステイ先はマダムお一人の家庭でした。初日はマダムが笑顔で迎えてくれ、夕食の時間に決まりがある以外は自由にさせてくれ、シャワーや洗濯も不自由しませんでした。マダムの手料理がとても美味しかったので、毎回の夕食が楽しみでした。他にも留学生がいたので、マダムと彼女たちと夕食を共にし、フランス語でその日の出来事などを話して盛り上がったのを覚えています。


今回の留学で学んだことは、短期の滞在でも、日本で勉強するのとでは大差があるということです。フランス語に囲まれて生活したことで、フランス語を勉強するモチベーションも上がっただけでなく、フランスの文化や政治への関心もかきたてられました。また、価値観の違いを間近に感じることで自分も少し成長できたのではないかと感じます。


ただ1ヶ月という期間はとても短かったように感じるので、次回は長期の留学にチャレンジしようと思います。そのためにもフランス語の勉強を続けるとともに、今回の滞在で得たフランスへの興味・関心をさらに掘り下げたいです。

中村 真衣子