第3期奨学生の留学体験レポート
短期留学 中出 彩乃様
ニースにいざ到着！－着陸態勢に入った飛行機からみえたニースの海、そして空は何とも言えない濃いきれいなブルーで、それまで抱いていた不安は吹っ飛び、これからの未知の生活にワクワクする気持ちさえ覚えました。実際、特に大きい問題もなくスムーズに生活でき、見るもの、すること全てが新鮮で日本に帰るのがとても惜しくなりました。
私のホストファミリーはニニという一人暮らしをしている同い年の、明るく優しい女の子でした。このようなホストファミリーのタイプは珍しかったらしく協会の方も心配なされたみたいです。しかし、同じ大学生ということもあり、お互いの学生生活や、若者の間で流行っているもの、恋愛事情などたくさんの興味深い話を交換することができました。ニニは辞書を片手に話す私のつたないフランス語もちゃんと聞いてくれ、そして彼女もまた私が理解できるようにゆっくりと話してくれ、とても楽しく会話をしました。学校もまた、日本大好きな校長先生が毎朝話しかけてくれたり、担任の先生も私達が理解するまで熱心に教えてくれたりと居心地の良い雰囲気でした。一緒なクラスには、日本人をはじめノルウェーやフィンランド、ドイツの子もいて、放課後は一緒にモナコやエズへ出かけたり、彼らのホストハウスに遊びに行ったり、おいしいという噂のレストランでディナーをしたりなど国境を越えた友達もできて毎日本当に楽しく、充実した日々を過ごす事ができました。私がニースにホームステイした期間はたほんの１週間でしたが、普通の旅行では決して味わう事のできない中身の濃い貴重な体験をたくさんすることができたと思います。フランス語が初級程度の私でも、ジェスチャーを使い笑顔で話しかければフランスの人はみんな優しく返してくれました。今回の短期留学を通して、言葉がきちんと通じなくてもコミュニケーションはとれるのだなぁということを学びました。このことをこれからも忘れず、あらゆる機会に生かせていけたらいいなあと思います。そしてもっとフランス語を勉強して、ぜひまたフランスでホームステイしたいです！
中出彩乃
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