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第1期奨学生レポート

 

内山晴美様のアンジェ・レポート1

研修校:アンジェ・カトリック大学 

期間:2005年秋学期・春学期/滞在スタイル:ミッション系女子寮01

 

内山さまよりお送りいただいた、アンジェの写真です。

アンジェ・カトリック大学
アンジェ・カトリック大学 アンジェ・カトリック大学 アンジェの様子
アンジェの様子 アンジェの様子 アンジェの様子

 

アンジェ・カトリック大学

パリからアンジェという街に引っ越しをして、2月からアンジェ・カトリック学院に通っています。まず初日に全員が同じレベルチェックテストを受けました。リスニング、読解、文法、語彙の問題で、superieur(上級)になった場合、後日さらに細かくレベルを分けるために面接などの試験がありました。私はsuperieurになったので一般フランス語が週6時間必修です。それ以外の授業は合計週18~21時間の範囲で選択できます。私は商業フランス語、口頭理解、口頭表現、francais familier(スラングのような表現を学ぶ授業)を選びました。


一般フランス語の授業では生徒は20人、大半はアメリカ人で日本人は私の他に1人だけです。le pointという週刊雑誌(ニュースや社会問題が載っています)を毎週購読して、文法、時事単語を勉強したり、ある記事を取り上げて皆の前で解説します。また、ラジオを使ってリスニングをし、小説を購読して読解の練習をします。たくさんの宿題(主にエッセーを書くこと)と毎週テストがあります。また、学期の最後にはフランス社会に関する論文を15ページ程度で書いて提出することになっています。いわゆるテキストというものを一切使わず、普段フランス人が読んだり聞いたりしているものを使って勉強しているというところが気に入っています。
それ以外の授業は10~15人位で、一番好きな授業はfrancais familierです。この授業では今ベストセラーになっている小説を使ってスラングのようなくだけた表現を勉強します。先生が録画したドラマの一場面を教材にすることもあります。
この学校の第一印象は「若い!」でした。パリではもう働いている人や主婦の方々がクラスメートということが多く、私と同じくらいの年の人が少なかったのですが、アンジェ・カトリック学院ではほとんどの人が交換留学や休学、また卒業してすぐに来ているようなので、大学らしい雰囲気があります。

 

アンジェの街

アンジェはカトリックの影響が強いのか大きな教会がいくつもあり、きれいな街です。お店やレストランは学校から徒歩15分程のところに集まっています。ギャラリーラファイエット(デパート)をはじめ、靴、服、CD、本などの大手チェーン店はほとんどあります。街の中心部に行けばほとんどの買い物ができるので便利ですし、パリに比べてどこに行っても混んでいないというのも動きやすくて魅力です。レストランがたくさんある通りや学生が集まっているバーもあり、学生の街だなと感じます。そしてアンジェの人はみんな優しいです・・・。
スーパーは町の中心にもありますが大型のショッピングセンターは中心部から少し離れていて、私は家から徒歩15分程のところに歩いて行ったり、バスで一番大きいところに行ったりします。メトロはありませんがバスは1時間以内なら乗り換えができます。普段生活する分にはバスはあまり使わなくても大丈夫なので、大きすぎず、小さすぎず、ちょうどいい大きさの街だと思います。
マルシェは週に何回かいろいろなところであるようです。私はいつも学校から徒歩10分程の広場のマルシェに行っています。新鮮な野菜、お肉、魚、チーズがいっぱいで見ているだけでも楽しいです。隣のブルターニュ地方のクレープ“ガレット”を屋台形式で売っている店もあります。