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第13期奨学生の留学体験レポート

 

赤地裕子様紹介文 

東京外語大学フランス語専攻卒業
小さな頃から食に興味があり、卒業後は輸入食品会社に勤務。
2011年"フランスでフランス菓子を学ぶ!"と一念発起し、渡仏。
現在コルドンブルーでパティスリー技術を学ぶ傍らパリ滞在を活かし地元の食文化も肌で感じている。帰国後に調理師免許を取った母と一緒に出店するのが夢。次フランスに行くときはランブイエとパリ以外のもっと田舎なところへ行きたいです。

 

食べることが大好きな私は、大学卒業後輸入食品会社に入社しました。
赤地裕子様そのうち、実際に作る仕事がしたい、それも小さな頃からあこがれの地フランスでフランス菓子を学んでプロになりたいと考えるようになりました。
また、その頃調理師の免許を取った母の姿を見て、私も現状に甘んじず頑張ろうと一念発起で留学を決意しました。
洋菓子の本場はフランスだと思っていたので大学ではフランス語を専攻していました。
実際に以前訪れた時に魅了された食文化だけではなく、街中にあふれるカフェ、美術館、歴史的建築物などにも刺激を受けましたが、伝統だけでなくモダンな雰囲気も兼ね備えた魅力あふれるパリに是非住んでみたいと思いました。


当時は本当に学びたいことが見つからず迷っていましたが、今回の留学では迷わず大好きなパリに決めました。
コルドンブルーを選んだのは、非常に有名で伝統ある学校でじっくりと勉強し、今まで学校から排出されている多くの素晴らしいシェフの仲間入りをしたいと思ったからです。ここで、製菓技術を身に付けるのはもちろんのこと、それ以上に、ここにはシェフや同じ志を持った多国籍との仲間との交流があるので、異文化に触れることで自分の感性も磨いていきたいです。これこそが留学の一番の魅力だと思います。


今後はディプロマコース終了後にスタージュを受け、より実践的で現場で役に立つ力を付け、なるべく長くフランスで修業を続ける予定です。
自分で作ること以外にも、フランス中のパティスリー、カフェレストランを巡ったり、市場で食材を物色したり、食文化を実際に体験することで、食への意識をもっと高めていくとともに、日常生活全体を通して限られた留学期間の中で様々なことを貪欲に吸収したいです。


帰国後はパティスリーに勤務してさらに修業を積み、最終的には母と二人でお店を持ちたいです。地元でたくさんの人に愛されるお菓子を作り、フランスの食文化を発信していくのが私の夢です。その夢の実現の第一歩として是非パリに留学し、製菓の勉強をしたいです。
今後留学しようか迷っている専門留学を考えている方への参考になれたらと考え奨学生に応募しました。
というのも、大人になってから進路を転換して新しいことを始めるのは少なからず勇気がいることです。私もそうでしたが、迷っているときに背中を押してくれる何かが欲しいのだと思います。私の経験がその背中を押すきっかけになれたら幸いです。