曽我部真由様 パリ留学

滞在先について

食事

国際大学都市内モナコ館の寮で1ヶ月生活した。寮はとても良かった。部屋は広く、週に1回掃除をしてくれる。鍵が複雑で何度も受付の方に開けてもらった。暖房はあるが冷房がないため、少し暑く感じるが、窓を開けたら快適に過ごせる。共同キッチンはあまり使わなかったが、レンジもオーブンもあり、使いやすい。

研修校について

私の行った大学はパリ大学ソルボンヌ校。A2クラスだった。会話の授業は殆どなく、文法の授業が主だった。フランス語の文法をフランス語で説明され、フランス語を勉強し始めたばかりの私にとっては着いていくのが大変だった。しかし文法の基礎はだいたい知っているため、何の文法を今やっているのかくらいは分かった。いきなり始まるディクテーションのテストに驚いた。発音の授業もあり、フランス語の発音の難しさをひしひしと感じた。発音の先生はとても元気が良くて、私の服装をいつも褒めてくれた。

寮・学校

滞在について

滞在期間、積極的にパリを歩き回った。お昼までに学校は終わり、そこからの自由時間が一番好きだった。殆ど一人で散策しまくった。エッフェル搭、シャンゼリゼ通り、パッサージュ、美術館、博物館…様々な場所に行って写真を撮ったり買い物をしたり。土日を使って少し遠いモンサンミッシェルやプロヴァン地方にも行った。色んな体験もした。料理教室やチョコレート作り、お化け屋敷、キャバレー…全て楽しかった。現地の人はフランス語が片言でも英語で補ったり理解しようとしてくれて優しかった。ほぼ毎晩ナンパをされてびっくり。

今後の抱負

なぜフランス短期留学をしたか、勿論フランス語を身に付けるためだ。しかし私にはもう1つ行く理由があった。フランスで撮影をするためだ。私は武蔵野美術大学映像学科に通っている。芸術の街パリで映像が撮りたかったのだ。たくさんの芸術に触れ、五感に贅沢すぎるほど美しい建築物、食べ物、街並み、それら全てを映したかった。たくさん撮影した、それらを見ると思い出すフランスでの空気や匂いやそこに居た人の声が蘇ってとてもドキドキする。私はその映像たちを繋げて作品にするつもりだ。今回のフランス短期留学で感じたこと、考えたことをずっと閉じ込めておけるような作品を制作するのが今後の目標であり抱負だ。