フランスの首都パリ。私はパリで10ヶ月暮らします。
Bonjour. はじめまして。木下咲季と申します。現在大学2回生フレッシュな20歳ですが、大学では遊び呆けることなく真面目にフランスの言語や文学、そしてフランスに限らず様々な美術や博物館について学んでいます。
冒頭で示した通り、私は2025年の2月から12月まで、10ヶ月間をパリで過ごします。私自身今どき周囲に留学へ行く人はたくさんいますが、フランスへ行く人、特にパリへ留学に行く人は見たことがありません。なんとなく、アメリカやカナダへ留学に行くより、フランスへ留学に行くほうがハードルが高い気持ちはわかります。我々は早い人は幼稚園から、遅くても中学校から、否が応でも絶対に英語を学ばされます。しかし、基本的にフランス語は小学校、中学校、高校では学びませんね。だから、フランスへの留学のハードルがぐーんと上がってしまうのだと思います。しかし、そこであえて私はフランスの首都、パリへ旅立ちます!
なぜ、私はパリへ行くのか。それは、芸術の都パリでアートについて学びたいから!生身で触れたいから!
ただ、これは決意した理由であり、動機とはまた異なります。まずは動機からお話ししようと思います。
私は中学高校を、日本にしては少し特殊な環境で育ちました。学年の3割が外国人、3割が帰国子女、3割が日本人、みたいな学校です。その中で週一回自分の選択した言語を学べる時間がありました。私が初めてフランス語に触れたのはその時です。高校1年生の春、はじめてフランス語を学んだときの気持ちは今でも覚えています。内容が全く頭に入ってこないんです。まず、アルファベットの読み方を幼稚園でマスターした私からすると、同じアルファベットなのに読み方が違うと言うのはもう、アルファベットから裏切られた気持ちになりました。私たちの11年間はなんだったのだと。しかし人間というのは不思議なもので、その難しさが、しゃあないなぁというかんじで、手に負える彼女のように、自分にとって面白くなっていきました。授業は週1な度しかないので、ほとんどまったくフランス語は習得できませんでしたが、これが「フランス語」そのものに興味を持ったきっかけです。その後大学へ進学し、第二外国語を選ぶ時に「キタコレ!」というかんじでフランス語を選択しました。文学部なのでみっちり、週3回フランス語を学ぶ生活が始まりました。そこでもやっぱり、フランス語は難しかったです。難しくて、面白い。面白いという気持ちがメラメラと再燃。環境は変わっても面白いという気持ちは相変わらず湧いて来て、自分も変わらんなーと思いながら、こんなに面白いと思うってことは、フランス語勉強するの好きなんじゃね?向いてんじゃね?てか、フランス好きちゃう?と思い、2回生のコース選択でフランス語圏言語文化を選択しました。その頃からフランスに行きたいという気持ちは芽生え始めていました。
私が留学を決意したのはかなりおそく、なんと、2024年の10月です。留学の4ヶ月前です。留学をしたい方々には、もっと早く動き始めることをおすすめしておきます。ただ、頑張れば4ヶ月で行けます。という話は置いておいて、なぜ留学を決意したのか。そして何を学びたいのか。留学を決意した理由と学びたいものは同じで、先述のごとく、芸術の都パリでアートを学びたい!触れたい!と思ったからです。フランス語を学ぶという目的は大前提として一番優先されますが、フランス語の勉強は日本でもいくらでもできるし、パリじゃなくてもフランス語圏は多く存在します。しかしなぜパリにしたか、それはパリにアートが溢れている、いや、なんならパリという街自体が古くから残る建造物や美術品で埋め尽くされた芸術品のような街だからです。私は大学でフランスについて、そして美術について、学んでいるのです。その二つが両立する場所は、パリに違いない!です。
これから、みなさんに勉学は真面目に、そして暮らしは自由気ままに、そんな私の生活の一部をお知らせしていけたらなと思います。
このサイトを見ている人はフランスへの留学に興味を持っている人が大半だろうなと思いますが、留学したい人も、ただ文章を読みたい人も、フランスってどんなとこなんだろーくらいの方も、いろんな人が流し読みしながら何か心に留まることがあるような、そんな配信ができたらなーと思います。では、また。