リヨン・カトリック大学 1週目のオリエンテーションについて
オリエンテーションは、授業の進め方や試験について、学校のイベントや携わってくださる先生方の紹介などがパワーポイントを使って大教室で開催されました。ざっくりとした全体的な説明で、かなり駆け足でのお話しでした。この場は様々なレベルの生徒が一堂に会するため、フランス語に加えて英語でも説明がありました。もし分からないことがあっても、授業の初日にまた教室で担任の先生からしっかり説明があるので心配いりません。
そのほか、キャンパスガイドや親睦会を兼ねた無料ブッフェ、主にフランスの学生がパフォーマンスをしてくれる歓迎会(歌やダンス)などがあります(どれも参加は任意です)。親睦会では友達ができ、早速フランス語で話す機会があり参加してよかったと思います。
リヨンカトリック大学の施設について
キャンパスはリヨンに2つ(駅を挟みますがすぐ近くです)、、アヌシーにも1つあるそうです。
大学付属語学学校ILCFの生徒は基本的にcampus Carnotですが、大学の講義をフランス人学生と一緒に受けられるレベルのクラスはCampus Saint Paulを使っているようです。Carnotの方がより歴史が長いキャンパスのようで、saint Paul の方が現代的で大きいです。
図書館には自習スペースが多数用意されており、授業前や授業後など、多くの学生が利用しています。フランス人の学生と共用なので、その中に混じって自習することでフランスの大学生気分を味わうこともできます。
フリードリンクが用意されている部屋や、昼寝できる部屋、おしゃべりしたりご飯を食べたりできる部屋など、様々な用途のスペースが用意されており、校内で1日過ごせるくらい快適なキャンパスです。
また、各campusにカフェが併設されており、ランチや軽食を買うことができます。ただし、お昼の時間はとても混雑するので、時間をずらすことをおすすめします。
クラスやクラスメイトについて
初週に振り分けられたグループは、8割が中国または日本人で、生徒同士のフランス語での会話がほぼありませんでした。また授業内容も基本的なものでしたので、担任の先生に相談して変更してもらうことができました。2週目からのグループは生徒の出身地は10カ国以上!(アメリカ、コロンビア、韓国、ベトナム、イラン、ロシア、カザフスタン、ベネズエラ、中国、シリア、など。)クラスのレベルはB1とのことで、クラスメイトもかなり流暢にフランス語を話せる人が多くとても勉強になります。授業中はもちろん、休憩中の会話もフランス語なので話す練習にもなります。また、特に難しい文法事項や話題性のあるテーマを扱った時は、授業中の生徒からの質問や発言が途切れないような、とてもアクティブなクラスです。
担任の先生は2人で、どちらも40代くらいの男性の方です。質問にいつでも丁寧に答えてくださるのはもちろん、うまく話せないことや日常生活での困りごとや悩みも親身になって話を聞いてくれます。授業中は、全員がついてこられるよう適宜個別のフォローもしてくれて、クラス全員をよく見てくれていると感じます。
大学付属語学学校の授業について
やはり、期末には各フランス語レベルの修了試験があるため授業の進むスピードは速いです。1日のうち、複数のコンテンツを扱うので、毎日新しい単語を山ほど教えてもらえ、(1つの物事を表すのにもシノニムを教えてもらえたり、細かなニュアンスの違いを説明してくれたりします)、日々の予習復習は欠かせません。また課題や小テストも多く、日々着実にステップアップしていることを実感します。
授業内容としては、何か音源を聞くにも、文章を読むにしても、それらの内容理解のために必ずクラスメイト同士での意見交換をする時間があり、過去に私立語学で受講した時と比べると、授業中に話す場面が多いです。単語や文法事項などのインプットはもちろん、アウトプットの機会もあるので、より質が高い授業になっているのだと思います。
その他
BDEという生徒会のようなシステムがあります。全てのクラスから2名代表者を出し、主に学校で実施するアクティビテについて話し合います。学校全体で一体感があり、生徒の受け入れ期間が長い大学付属ならではのシステムだと思います。
また、クラスごとにteamsを使ってグループを作っています(課題の共有やリマインドなどもここで行われます)。私のクラスだけかもしれませんが、その中にクラスメイトが思い出を写真や文章でシェアできる場所を先生が作ってくださいました。何人かがポストしていてクラスメイトにもより親近感が湧き、とても面白いシステムだと思います。