4月は下旬からバカンスだったこともあり、あっという間でした。今月は、EUDESと呼ばれる地域の小学校や中学校の子どもたちと文化交流する1日があり、私はせっかくの機会なので、前日の夜、ある生徒の家庭に泊まらせていただきました。フランスでは寮生活のため、フランス人家庭で過ごすことは初めてだったのですが、子ども達も懐いてくれ、もっと一緒に過ごしたいと思うぐらい居心地が良かったです。肝心の文化交流では、簡単な折り紙を子どもたちに教えました。私が担当した子供たちが、3歳から7歳と小さいクラスだったので最初は上手くいくかどうか不安だったのですが、先生方の協力もあり、皆楽しんでくれました。同じ世代のフランス人や、一緒にフランス語を学ぶ外国人と交流する機会は多かったですが、フランス人の子どもに日本の文化を伝えるという事、またフランスの教育システムを直に見て感じることができたことはとても貴重な経験だったと思います。普段は私の拙いフランス語を相手に理解してもらうように話すことが多いですが、子どもたちの場合、彼らが言いたいこと、伝えたいことを理解しなければいけませんでした。とても大変でしたが、フランス語の成長を感じた機会でもありました。
また、4月の中旬には学校の行事でジヴェルニーに行きました。前学期にジヴェルニーに行く機会があると聞いてからとても楽しみにしていたのですが、気温も20度後半と、天候にも恵まれた1日でした。友達とピクニックをしたり、アイスを食べたりと、モネの庭や家、美術館以外にもフランスらしいことができ、とても良い思い出を作ることができました。後半からは大部分がバカンスで、私はオランダとベルギーに、そしてノルマンディー地方のエトルタという小さな海辺街に行きました。私が住む街からベルギーまで電車一本で行くことができます。フランスでは各地を旅行するのに鉄道だけを利用しているのですが、長時間の移動も景色を眺めていればあっという間です。日本でも新幹線はよく利用していましたが、フランスに来てから鉄道で旅をすることがますます好きになった気がします。エトルタまでは寮の友達に運転してもらいました。私がフランスという国を知り、興味を持ったきっかけとも言える思い出深い街なので、念願叶いとても嬉しかったです。
いよいよ5月は留学生活最後の月なので、悔いが残らないように大切に過ごして行こうと思います。