大好きな地、ストラスブールを現地からレポート!
フランスの北東部に位置するストラスブール。ドイツの雰囲気を感じさせるこの街にあるのは、⽇本では⾒た事もない可愛らしい⽊組みの家々や歴史的な建物、素朴な味わいの中にも爽やかなスパイスが⾹る伝統的なアルザスの郷⼟料理たち。街を歩いていると聞こえる⾃然の⾳⾊はストラスブールの美しい⾵景の中に溶け込むように優しく流れます。12月にはクリスマスマーケットが開催され、この街が刻んできた歴史的で魅⼒溢れる街の雰囲気に魔法がかかったようにさらに華やかに彩られます。 世界遺産にも登録されているストラスブールの素晴らしい風景がこのまま変わらないことを願い、⼤好きな地で勉学に励んでいます。
お薦めしたい学校のこと
私はストラスブール⼤学付属の語学学校(IIEF)に通っています。信頼できる先⽣やスタッフの⽅々のサポートは⼿厚く、設備など全てが充実しており、フランス語を学ぶ環境が整っていると⾃信を持ってお薦めすることができます。私は秋学期はB1のクラスで、フランス語は勿論、フランス社会制度や⽂化など、週16時間の内容の濃い授業を受けることができています。クラスの⼈数は約15名、アメリカ、ロシア、コロンビア、中国、韓国などの様々な国籍の⽣徒たちと楽しく時には厳しく、切磋琢磨しながら有意義な時間を過ごしています。クラスの皆は家族のように親⾝になって接してくださり、学校以外の場所でも時間を共有することができています。
ボランティア活動は熱意と愛情を持って
私は毎週土曜日の午前中、日本政府の認定校であるアルザス補習授業校の学習支援ボランティアを行っています。ヨーロッパで暮らす日本の子供達が日本語に対してより熱心に、よりきめ細やかな教育が受けられるような環境を整えるためのサポートで、とても有意義な時間を過ごしています。補習校には幼稚園児から中学3 年⽣までの約50名の⽣徒が在籍しており、⼦供たちの学習レベルに合った少⼈数のグループに分けられています。私は主に、小学3・4年生レベルの複式クラスをサポートしています。2 時間の授業の中では、教科書の評論や物語の読解、リスニング、漢字テストなど、国語の基本がバランスよく取り⼊れられており、アイデア豊富な先⽣⽅によって楽しい授業に携わることができています。基本的には、先⽣がよりスムーズに授業をすることができるようなお⼿伝い、⼦供達の分からない問題の質問に対応したり、⾔い回しが違っていたら直したりしています。休憩時間には外で⼀緒に遊んだり、教室でお絵描きや会話をするなどして交流しています。⽇本語や⽂化などを分かりやすく伝えるのは難しいことだと⾝を持って体験しています。⼦供達は⽇本語に対して本当に熱⼼に取り組んでおり、私⾃⾝も良い刺激を与えてもらっています。
これから留学する方に伝えたい、留学して今想うこと
フランスの地で 国籍や⽂化の壁を取り払ってさまざまな背景をもつ人たちと交わることができる留学という体験をする事で、奥深いフランスの姿がさらに⾒ えてきたように思います。多様な文化による価値観の違いなどに驚きを感じつつも、好奇心が刺激される日々です。語学を学ぶということは⾃らの世界を開き、⾃らをも世界に開く⼿段でもあると確信しています。迷っているかたはぜひ挑戦してみてください。