宿舎について
アンジェ城近くの学生寮に住んでいます。寮に住んでいるのは60人ほどで、フランス人学生と留学生はほぼ同じ割合です。留学生の国籍はアメリカ、日本、中国、韓国などで、元々は女子寮でしたが、現在は数名男子学生もいます。寮母さんがいて、手続きに関して、わからないことがある時、体調が悪い時、何か困ったことがある時には親切に助けてくれるので安心です。
各部屋にはシャワー・トイレと洗面台、机とイス、ベッド、棚、セントラルヒーティング(中央暖房)がついています。私は宿舎を選ぶとき室内にシャワーがあることを条件にしていました。
実際好きなタイミングで使用でき、自分次第で清潔に保つことができるので良かったと思う点のひとつです。寝具はマット、シーツ、枕、毛布と一式揃っています。他に共有スペースとしては食堂、キッチン、自習室、洗濯機と乾燥機の部屋、テレビのある部屋、庭などがあります。部屋の掃除は自分で行い、寮にある掃除機を使えます。寮は毎日清掃が入るので清潔に保たれています。
長期休暇の時には留学生のみ寮に滞在することができ、食事は出ませんが寮が完全に閉まることはありません。
宿舎の良い点 不満な点
特に寮が良いと思う点は2つあります。1つ目は立地の良さです。アンジェ城や観光案内所が近いので観光客もよく訪れる地域です。中心街が近く、レストランやカフェ、服屋さんや映画館などたくさんの店が立ち並び、徒歩圏内で買い物やお出かけができます。TGVの駅が近いのは旅行する際とても便利に感じます。何より学校に近いのが1番で、昼休みに一度帰宅することもでき、通学は毎日のことなので、それでだけで疲れてしまうようなことがないのが良いと思っています。
2つ目は寮内でのコミュニケーションです。住んでいるのは語学学校の学生かフランスの大学に通う学生のどちらかといった感じで全員が同世代なので馴染みやすい環境です。人数が多過ぎないので寮に住んでいる人全員の顔をお互い把握しています。また定期的に寮で企画されるイベントを通して仲良くなります。学校から帰ってきた後も友達と顔を合わせるので勉強を一緒にしたり、その場の会話でそのまま一緒に出かけたり、夜遅くなっても最後まで一緒に帰ってくることができるのが寮の楽しくて良いところです。
部屋の中ではしっかりプライベートな空間があり自分の時間を持つことができながらも、こうしてフランス人学生はもちろん、さらにいろいろな国の留学生の生活や文化を身近に触れることができる環境はとても魅力的で貴重な体験だと感じます。
不満な点はシャワールームの作りが簡易なので慣れるまで大変だったことと、部屋でうるさくすると近くの部屋にも響くので、特にテスト期間や夜は注意をしなければいけないことです。
インターネットの使用 現在のネット環境 利用方法
スマホ本体は日本で使っていたものと同じで、simカードだけフランスに来てから契約したものに差し替えて使用しています。契約内容については以前のレポートに書いてあります。寮でも学校でもWi-Fiがあり、パスワードをもらって不自由なく使用できます。
通学時間と手段
学校まで徒歩20分ほどです。大通りに沿ってまっすぐ歩くと着くので道のりは簡単です。最近少し暖かくなってきたので、街の無料レンタル自転車のシステムを利用して自転車通学にもチャレンジしてみようと思っています。