宿舎について
私は一般寮に住んでいます。学生寮ではありませんが若者だけが住める寮で、留学生だけではなく学生や仕事をしているフランス人も多く住んでいます。入口に24時間管理人さんがいて、寮に入ってくる人が入居者なのかちゃんと見ているので深夜でも安心です。
食堂の食事は平日の昼と夜に提供され、自分が食べたいときにだけ利用することができます。場合によってはサラダだけ、飲み物だけ、というように欲しい物だけ購入することもできます。
宿舎のある地域
私の寮は閑静な住宅街でリヨンの中でも特に治安が良く、落ち着いている地域だと思います。寮の近くにはスーパーもあり、駅も近くポストや銀行も歩いて5分ほどの場所にあるためとても便利です。立地が良くお出かけもしやすいのでとても満足しています。メトロに乗っても学校やショッピングセンターや旧市街など、どこへ行くにもアクセスしやすいです。
宿舎のいい点、不満な点
寮を選ぶ際に私が条件としていたのが部屋にシャワー・トイレがあることだったのですが、シャワーは少々小さめですがこの寮はそれを満たしているので満足しています。部屋も1人部屋で大きさも十分広く収納もあるので1人で暮らすには不便はないと思います。部屋で友達数人で集まることができるくらいの広さはあります。ほうきやちりとりも元々ついていました。暖房も自分で調節して使うことができるので冬場はいいと思います。暖房のおかげで冬に部屋の寒さを感じることはありませんでした。キッチンも各階にあるので料理をしたいときにすぐできるのが便利ですし、電子レンジもあるのでよく利用しています。
不満な点としては、訪問者は21時半までに退出しなければいけないということです。友達を寮に呼んで夕飯を一緒に作って食べることもあるのですが、意外とご飯を食べてのんびり過ごしていると21時半は早いように感じます。又、部屋についている冷蔵庫がとても小さいです。だいたい一人分の食料しか入れないのでそこまで大きな冷蔵庫が必要ではないと思いますが、たまに多めに買ったときやケーキを買ったときなどに冷蔵庫に入りきらない時があり不便です。冷凍庫がついていないのでアイスなどを買って保存できないのも残念です。
インターネットについて
寮には1か月5ユーロで使えるwifiがあります。私は初めの2か月くらいは使っていましたがそれからは利用していません。通信会社のsimカードで携帯を使っているのですが、月に100GB使うことができるのでwifiを使う必要がないからです。また、寮のwifiは場所や時間帯によって通信の良し悪しが変わってきます。そのため私はわざわざ毎月wifiを利用する必要がないと感じsimカードの通信のみで過ごしています。
通信環境は、ほとんど不便を感じず過ごしていますが、ごくたまになぜかインターネット利用が全くできなくなる時があります。時間がたてば直るのですが、用事があるときなどは不便です。また、日本のように電車の中やお店の中での安定した通信はできません。初めの頃はとても驚き不便に感じましたが今はもう慣れました。電車は基本的に圏外で、カフェなどでもとても電波は悪いです。日本人の感覚からしたら不便に感じると思います。
宿舎内でのほかの学生との交流
私が入寮した同時期にたまたま入寮してきた留学生がいたため、その子たちとはすぐに仲良くなりました。他には日本人が5人ほど、韓国人の留学生が2人いました。あとはキッチンでたまたま知り合ったり、友達伝いで知り合ったりして寮の中でも友達は多くできました。また、この寮では定期的にイベントやハロウィーンの時などに小さなパーティなどを開いてくれるので、それに行くといろんな人に出会うことができると思います。仲良くなった友達とはキッチンで一緒に料理を作ったり、誕生日パーティをしたり部屋で集まったりもしました。実際、私は学校で知り合った友達よりも寮で知り合った友達の方が食事を共にすることも多くあり、とても仲良くなりました。基本的に私と同年代の人たちが多く住んでいるので、寮内でも友達ができやすい環境だと思います。
通学時間、手段
通学はメトロに乗って、終点のPerracheという駅で降ります。寮から最寄りの駅と、学校までは徒歩で、全部で合わせて15分ほどです。朝の電車は通勤時間ということもあり普段よりは混んでいますが、日本の満員電車ほどではないですし乗っている時間が短いので全然苦にはなりません。私は日本にいたときは大学まで満員電車に乗って1時間かけて通っていたので、今の通学がとても楽で快適です。