17期奨学生

大山 久美子様 ニース留学3

私立と大学付属の語学学校で、クラスの雰囲気、授業の進め方など、どのような違いがありますか?

私立:
クラスの人数が5~10人と少なくアットホームな雰囲気なので、一人ひとりの発言量が大学に比べて多いです。毎回同じ先生、クラスメイトとの授業なので、仲良くなりやすいと思います。また、授業はフランス語を話すことを目指した勉強が多いので、日常的なフランス語を勉強するには適していると思います。テストはたまにありましたが、基本的にのんびりした雰囲気です。

大学:
20~30人のクラスで、大学の講義のような形式なので、発言する時間は私立に比べると少なくなります。クラスによって先生もクラスメイトも変わるので、色々な人とフランス語を話せます。授業内容は、基本的な授業と選択授業があり、法律・経済・文化など、より専門的なフランス語を勉強できます。この授業のお陰で、テレビや新聞のニュースがわかるようになってきました。また、テストは中間と期末にあり、出席も厳しくとられます。

クラス分けテストはどのようにおこなわれましたか?

今回から、インターネットでの試験になりました。制限時間はなく、文法・記述・リスニングなどの問題でした。授業が始まる3日程前に大学でレベルが貼り出され、私はB2クラスになりました。その日にオリエンテーションがあり、テストや出席についての説明を受け、選択授業の希望を提出しました。選択授業はその日に申し込み、早いもの順で決まるので、ある程度希望を事前に考えておいた方がいいと思いました。

クラスの担任をご紹介ください。

Castejon先生
読み書きと文法の授業、週に5時間を先生に習っています。ほぼ毎回宿題があり、レジュメや意見を書いて提出し、毎回添削してもらいます。記述において使いやすい言い回しや、外国人が間違えやすい点についてわかりやすく教えてくれます。

宿題は出ますか?どのくらいの頻度や量ですか?

Ecrit(読み書き)の授業では、ほぼ毎回宿題があります。テキストを読んで問題に答えるか、レジュメを書いて提出することが多いです。この宿題が一番大変です。Oral(聞き取り)の授業は、1セメスターに1回プレゼンテーションがあるので、その準備をします。他の授業では、テキストを読んでくるような宿題が多いです。

具体的な授業内容を2つ選んで教えて下さい。

La France de l’Ancien Régime aux révolutions(アンシャンレジームから革命までのフランス)
選択授業のうちの一つです。フランスの歴史について学びます。映画の一部を観たり、実際の文献を読みながら勉強していきます。選択授業のため、レベルの高い生徒も混ざって勉強するので、ついていくのが大変ですが、興味のある分野なのでとても楽しいです。

Francais juridique(法律)
フランスの裁判制度や法律について主に学びます。前半では、フランスではどうやって裁判官になるか、ということや、犯罪の種類について勉強しました。後半は、より深く法律の勉強をする予定です。
専門用語が多く、暗記することが多いので大変ですが、先生がわかりやすく説明してくれます。この授業のお陰で、ニュースが理解しやすくなりました。

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