アンジェに来てから早6カ月が経ちました。新学期のクラスにも慣れ、バカンス前のいくつかのテストが終わったところです。4月2日から2週間ほどバカンスがあるので学校や寮でもバカンスはどこに行くの?何をするの?などという話題がよくでます。私はこの休みにパリとイタリアに旅行に行ってきます!CIDEFの多くの学生が外国や南フランスに行くなどして過ごすのではないでしょうか。さて、今回は宿舎について話そうと思います。
宿舎の概要
私はアンジェ城のすぐ近くの寮に住んでいます。一応女子寮なのですが10人までは外国人男子学生を受け入れているとのことです。約60人の学生が滞在しており(6割がフランス人、4割が外国人)、街の中心にも徒歩で行けますし、SNCFの駅にも徒歩10分、学校にも徒歩15~20分ほどで行くことができます。個人部屋で各部屋にトイレとシャワーが備わっています。寮内には共同のキッチンがあり調理器具や電子レンジ、湯沸かし器など24時間いつでも使えるようになっています。また、いつでも友達を招くことができるので、ある週末には中国人のクラスメイトを招いて餃子パーティーをしたこともあります。
宿舎のある地域
徒歩圏内にDIAGONAL、MONOPRIXといったスーパーがあるので食料や生活用品に不便することはありません。また、歩いて20分くらいのところにアジア商店があるのでお米やうどん、みりんや料理酒など日本食品を買うこともできます。また寮のすぐ近くにDomino pizzaがありピザを取って寮で食べることもできます。
宿舎の良い点、不満な点
先ほど言ったように立地が良いことです。どこに行くにも中間地点なので普段バスやトラムに乗ることはめったにないです。また寮ではさまざまな企画やイベントが頻繁に行われることも良い点ではないでしょうか。2月のLe chandeleurの日にはクレープが用意され、イースター祭では寮母さんが”chasse des œufs“を企画してくれました。これはフランス家庭でイースターのときに行われるエッグ探し、といったらよいでしょうか。土日担当の寮の管理人の方々が庭にエッグチョコを隠し寮生でそのエッグを探しました。一般的には子どもがするものらしいですがキリスト教文化の少ない日本人の私には初めての体験だったのでとても楽しかったです。
寮に関して不満はほとんどないのですが、キッチンに関しては少し思い当たることがあります。生徒のなかには食器や調理器具を使用後に片付けず、放置して帰っていく人がいます。机にこぼれた料理を片付けない人もいますし、そうなると寮の管理人の人がその後始末をしてくれるのですが…。そこを除けば特に気になることはありません。
インターネットの使用
無料のWi-Fiが寮の全ての範囲で使用できます。ただ部屋によっては通信が悪いときがあります。私の部屋はあまり電波が入ってこないので日本の携帯は使えないときがしばしばあります。パソコンのほうはきちんと電波を拾うので問題はありません。
宿舎内で他の学生との交流
平日の夕ご飯はみんなで一緒に食べるので国籍関係なく今日何があったのか、週末は何をするのかなど話します。また授業で分からないことがあれば手伝ってくれますし一緒に考えてくれます。また休日には一緒に日本食を作ることもあります。この間は寿司の作り方を教えてほしい!と頼まれたので一緒に巻き寿司を作りました。やはりフランスで日本食といえば寿司のイメージが強いようです。
通学時間・手段
先ほど書いたように学校までは徒歩15分ほどです。自転車に乗っていく生徒もいますが自転車だと8分ほどだと言っていました。私も来てすぐのころは自転車に乗ろうと思っていましたが寒い中自転車に乗るのは大変なので徒歩で行っていました。そろそろ暖かくなってきたので4月にはフランス自転車デビューをする予定です!フランスにも春が訪れ、新しい季節を感じながらバカンスも学校生活も楽しみたいと思います。