5期奨学生

中西様自己紹介

大学でフランス語を学習し三年目を迎えて最近では、就職活動など大学から次のステップに進む準備も始まりこれまでの学生生活や自己について見つめなおす機会が増えました。私がフランス語を始めたいと思ったきっかけは、高校生の時にドラクロワの『民衆を導く自由の女神』に出会ってからでした。フランス美術に興味を持ち、ドラクロワの作品の美しい色彩と民衆を導く女神の力強い姿はいつも私に勇気を与えてくれ、フランスの文化や歴史を学びたいという夢を持たせてくれた出会いでもありました。

大学では迷わずフランス語を専攻し、これまでいろいろな角度からフランスという国を学んできましたがそのなかでも私にとってフランス文明史や美術史を学ぶ授業は大変、興味深いものでした。しかし、一方で大学では動詞の活用や文法の暗記にも追われ実際にフランス語を使うことより詰め込むことが多く視野が狭くなっている様に感じていました。そんなとき、なぜ自分はフランス語を学んでいるのかをもう一度、考え直すきっかけになったのが今年のフランスの大統領選挙でした。ニュースや新聞の報道から日本でもリアルタイムのフランスを感じることができました。今回、私がフランス留学を決意したのは今、この変化をむかえたフランスの雰囲気を直に感じたいと思ったからです。日本の教室にいるだけではできないことをたくさん体験して吸収したいです。

また、私は食べる事が趣味で大好きなので、食を通した文化交流にも積極的に参加したいと思います。特に私が今、一番興味があり勉強している体に優しくおいしい日本の料理をフランスで紹介したいです。日本の料理、特に野菜は古来に世界中の都市から伝来したものが多くそれらはまさに日本が歩んできた歴史そのものをうつしているのです。私が留学するブルゴーニュ地方はフランスの中でもワインが有名で料理もとても美味しい場所ということなのでどんな料理に出会えるか今からとても楽しみにしていることのひとつです。

これから留学生活の中で、楽しかったことや興味をもったことなど書いていきたいと思います

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