ボルドーの市内
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ボルドーの市内は、こじんまりとしています。ですので、3日程度あれば、どこに何のお店があるか等、把握することができます。どこにでも歩いていけますが、街中にはトラム(路面電車)が走っていて、頻繁に運行しているので、交通の便もいいです。
市内を観光する際は、大劇場、カンコンス広場の噴水、サンタンドレ大聖堂なども素晴らしいですし、Jardin Publicという巨大な公園もあり、お昼をのんびりと過ごすには最適の場所でした。
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また、ブルース(証券取引所)広場前には、暑い夏を払拭するために、miroir d’eau des quaisという水の鏡ができていました。ここでは多くの人が、靴を脱いで足を水につけて涼んでいました。
地面から水が湧き出る仕組みになっていて、地上僅か1cm程の水面が広がる光景は素敵でした。また、時に霧が噴射され、辺りが霧に包まれると、そこだけ不思議な空間に早代わりします。
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課外活動は、毎日何かしらのイベントがあります。(参加費はイベントによって異なります。)
私は、ボルドー市内の散策(フランス語解説付き)、ワイン講座、シャトー見学、郊外散策などに参加しました。遠出をする際は、バスを貸切、まるで小学校の遠足のようでした。
普段一緒のクラスではない生徒も一緒に参加するため、 授業外でも色んな国籍・年齢の方々とお話する機会ができ、会話の練習はもとより、様々な意見交換が出来る場として、とても為になりました。
特に嬉しかったのは、ワイン講座です。2時間の講義と、2種類の試飲付きです。
私自身、ワインを勉強していることもあり、ワインの製造方法や表現方法を、フランス語で説明してもらえたため、とても興味深かく受講しました。
ボルドーでのシャトー見学
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今回ボルドーを留学先に選んだ理由の1つに、「シャトー見学」があります。今まで勉強したワインについて、この目でシャトー見ながら、知識を深めたかったためです。週1回はシャトー巡りをしましたが、実際に私が利用した機関は、以下の2つです。
1、日本人用の日帰りツアー
このツアーでは、私が行きたかったシャトーを1日でたくさん回ってくれる上に、試飲付シャトー見学をする際、とても丁寧に説明をしてくださるので、ワインの勉強に役立ち、大変ありがたかったです。
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2、学校で行われる課外活動
同じ学校の生徒と一緒にシャトー巡りをし、フランス語で説明を受けます。ワイン用語をフランス語で聞くことが出来、フランス語の勉強になりました。
2つのツアー共、シャトー見学後には、ワインの説明を受けながら試飲が出来ました。
また、私の場合、ボルドー短期滞在という時間制限があり、行きたいシャトーが限られていたので、残念ながら都合が合わず利用できませんでしたが、観光局でもワインツアーを催行しています。
こちらでも1日で2~3つのシャトー巡りが可能です。(フランス語での解説付き)
フランス語の勉強には、とてもいいツアーだと思います。
私がボルドーに滞在した8月末~9月初旬は、ちょうど葡萄収穫直前の時期で、シャトー内は、収穫準備に大忙しでした。貯蔵庫で樽を移動させていたり、新樽を製造していたりと、普段では見ることができない場面に遭遇できました。
また、たわわに実った葡萄を目にし、シャトー見学の際には味見までさせてくださいました。
おいしいワインの葡萄は、葡萄本来もおいしいもので、とても甘く、忘れられない体験となりました。