期末テスト
5月の終わりから6月にかけて、一週間テスト期間がありました。この期間に全ての授業の最終試験が行われます。必修の一般フランス語については、読解&語彙&記述、口頭試験、論文審査、論文に関しての面接の計4つです。
読解&語彙&記述の試験では2時間が与えられ、A4用紙2ページ分の記事を読み、質問に答えるというものと、今学期習った全ての単語の中から10個が与えられ、それを使って文章を作るというもの、そして今学期習った文法がいくつか指定され、それを使ってA4用紙1枚分の作文をするというものの3題でした。
口頭試験では1ページの記事を渡され、30分間で準備をした後、次の15分で面接官2人の前で朗読、要約、そして質問に答えました。
論文審査はアンジェカトリック学院独特のものだと思います。まず今学期の初めにフランス社会に関するテーマを1つ選び、それについて自分でそのテーマに関係のあるフランス人にインタビュー(必須)をし、調査をして15ページ程度の論文を仕上げて提出しました。クラスの皆のテーマは、週35時間労働について、フランスの教育システム、バカロレア、フランスの子育て環境、マルシェ、広告に見られるフェミニズム、ビストロ文化、移民問題・・・など多種多様です。私はPACS(同棲と結婚の中間にあたる法律)を選びました。日本語でも5ページ以上の論文は書いたことがなかったのに15ページも・・・と思うと気が重かったのですが、4人のフランス人に会って話を聞き、本当に大変でしたが本当にいい経験になりました。
論文は試験期間より前に提出し、2人の先生に内容やフランス語のレベルを審査され、試験期間では面接が行われました。面接ではその論文を仕上げる点で苦労した点などが聞かれました。
他の選択科目でもそれぞれ同様に期末試験が行われました。期末テストの結果は知らされず、最終の成績証明書として渡されるようです。