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尾崎 洵子様>>フロリストの研修

高校の授業の一環でフラワーアレンジメントを始め、その体験がとても興味深く楽しかったので、迷わずその道に進もうと決めました。大学在学中も、習い事の一環として、生け花やフレンチスタイルのフラワーアレンジメントを続け、その後、新卒採用で東京の大手花屋に入社する事が出来ました。就職活動の際、改めて花の道に進みたいと希望していましたので、とても幸運でした。

 

フランスのフロリストは、大型のデコレーションを手がけたり、高級メゾンと仕事をする方が多いことから、フランスで勉強したいという気持ちが強くなり、渡仏を決意しました。現在は、シャネル、オメガ、ルイ・ヴィトン等高級店のフラワーアレンジも手がける、パリ1区に店舗を構えるフロリストの下で研修をさせて頂いています。


平日の午前中は語学学校へ通い、午後は14時から20時、土曜日は10時から20時までフルタイムで仕事をしています。フロリストなら、フロリストしての仕事を多く体験するべきというパトロンの方針のおかげで、下働きではなく、ブーケを沢山作らせて頂いたり、接客もさせて頂いています。オペラ座やルーブル美術館のデコレーションに同行させて頂ける機会もあるので、大変勉強になります。研修生でもしっかりと花の仕事をさせて頂けるのが、今の職場の素晴らしいところだと思います。フロリストは人によって、全くスタイルが違うので、パトロンのスタイルを見極めて一緒に仕事をするのが大切だと思います。そして、自分がどんな個性とスタイルを持ってフランスに来たかを見失わないようにし、その上でいろいろな事を学ぶことが大切だと思います。色合わせのセンスや、花と異素材との組み合わせ方等、フランス人は発想のポイントが違うと感じます。技術面では日本人もレベルが高いですが、センスについては、現地で体験して初めてわかることがあると感じています。日本でフレンチスタイルを学んできましたが、フランス人ならではのセンスを肌で感じることができるので、パリに来てよかったと思っています。

 

フランス人とのコミュニケーションは思ったよりうまくいっています。中にはヒステリックになったりする人もいますが、翌日はケロリといった感じです。職場では、ブーケを作りながらできるだけ積極的に日常会話をしています。フランス語がうまく話せなくても、自分が何を考えているのかを知ってもらえる様に努力しています。自分がどのように考えてそのブーケを作っているのかを伝えたいですし、同僚がどのような思いでそのブーケを作っているのかにも興味があるからです。フランス人は一度仲良くなると、とても親切で、いつも気にかけて助けようとしてくれます。そしてこちらも歩み寄れば、相手も色々と話してくれ、垣根がないように感じます。感情の起伏は大きいと感じますし、段取りが下手なのかななどと思ったりもしますが、土壇場に強いと言うか、最後には臨機応変に対応し、どうにかなってしまうのもまたフランス人といった感じです。

 

住まいについては、建物の断水が先日突然ありました。仕事から帰って来たら水が使えないのです。シャワーを浴びることもできないので、止むを得ず友達の家に行きました。建物の工事が原因だったようですが、予告の無い断水には困りました。それからメザニンに上がる為の梯子が何度か滑り落ちてしまったので、日仏文化協会のスタッフの方や、管理人さんにお願いして修理業者を呼んで頂きました。ただ、なかなか業者に来てもらえず、修理には日数がかかりました。

 

全体を通して、日仏文化協会にサポートをお願いしていて良かったと感じます。最初の頃、まだ言葉がわからなかったので、ビザや移民局の手続きの際には細やかにサポートして頂き、とても心強かったです。おかげで専門分野や語学の勉強に集中して取り組む事が出来ました。困った時に親身にサポートして頂いてとても感謝しています。

 

帰国後は、ウェディングなどを手がける花屋で仕事をしたいと考えています。そして30代半ばでの独立を目指しています。その際は是非、現在の経験を活かし、日本とフランスの文化が融合したお店作りをしていきたいと思います。