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リヨンレポート

 

リヨン留学1 湯本 宏香様

 

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ホストファミリーと
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リヨンの風景。河と空、街並みがきれい。
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メイン広場のベルクール広場。ルイ14世の像と向こうに見えるのはフルヴィエール大聖堂。
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ガリア時代のローマ劇場跡。

夏場は実際に演劇が上演される。

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リヨン版ジャパンエキスポ(コスプレイヤーが沢山。日本のオタク文化も浸透しています。)
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アリアンス・フランセーズ・リヨンでの

授業風景

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一般フランス語のお気に入りの先生
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アリアンス・フランセーズ・リヨンでの仲良しメンツ。放課後は河原でおしゃべり!
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日本食レストランへ。

箸の使い方を教えました。

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サッカー大好き。ブラジル人と本田圭佑選手所属のミランvsリヨンの試合へ。

私リヨンに向かう機内でフランス人と交流
4月1日、成田から留学先のリヨンに向かう機内で、フランス人と交流をする機会がありました。当時はまだフランス語力にも自信がなく、電子辞書を片手に懸命にコミュニケーションを試みました。その結果、ステイ先への挨拶状を一緒に考えてもらうことができ、到着後、ホストファミリーにも喜んでいただけました。この体験に勇気づけられて、リヨンでの留学生活がスタートしました。

 

リヨンの第一印象
緑や水場が多く、明るく穏やかな印象の街というのがリヨンの第一印象でした。東京と比べ人口密度が低く、混み合っているのはショッピングセンターぐらいであることに驚きました。また、街中にはゴミ箱が多く設置されており、環境への配慮を感じました。

 

ステイ先の生活
すでにお子さんが独立されたご夫婦のお宅に滞在しましたが、大変良くしてくださいました。娘のように接してくださり、パリやロンドン旅行の際はホテルの手配やTGVのチケットの購入方法、治安などについて親身になって考えてくださいました。私も旅行中は頻繁に連絡をとり、お二人に心配をかけないように心掛けました。日本文化にも興味を持ってくださり、私も日本文化をフランス語で説明する練習にもなりました。このようにホストファミリーとは良い関係を築けました。
ステイ先での生活は、ルールもほとんど無くかなり自由でした。日本の生活と大きく異なることは、晩御飯が21時ということでした。これはフランスではごく普通のことです。実際、街のレストランの開店時刻は19時頃で、混みあう時間帯は21~22時頃。ステイ先では19時を過ぎるとオリーブとワインでアペリティフをする習慣があり、業務用の紙パックのワインや大きな瓶詰めのオリーブが常備されていました。リヨンは内陸部にあるためか、どちらかというと魚より肉料理が多く、じっくりと煮込む料理やピザなどのオーブン料理をステイ先でいただきました。日本の台所には備え付けられている魚焼きグリルがなく、国によって台所の設備にも違いがあるのだなと小さな発見をし、異文化生活を楽しむきっかけとなりました。料理好きのホストファミリーのおかげで、リヨンをはじめフランス各地の郷土料理を味わう機会に恵まれました。これは私にとって非常に貴重な体験となり、フランス料理をテーマにした授業ではすでに食した経験があったので、より理解を深めることができました。また、お菓子を作ってくださることもあり、とても美味しくレシピを教えていただきました。毎日、各地のチーズやデザートが登場し、体型を気にしながらもフランスらしい食後を楽しみました。チーズの種類や、ワインとチーズの組合せを教えていただく時間はとても貴重でした。週末は、マルシェやパン屋に同行させていただき、お二人のお気に入りの生産者から話を伺ったり、おすすめのスーパーやブランドなどを教えていただき、こうした経験が後の寮生活での自炊の際に役立ちました。地元のことは、やはりその土地の人が一番よく知っているので、より良い留学生活を送るには、地元の人との良き出会いが不可欠であると実感しました。
語学学校に入って間もない頃は、クラスメイトとの外出もなかったので、ホストファミリーが、リヨンにあるガリア時代(紀元前)の遺跡や、外壁は綺麗な白色で中は絢爛豪華な教会に連れていってくださり、私が理解できるように、その歴史を説明してくれました。お二人は絵画にも造詣が深く、美術館にも連れていっていただきました。日本ではあまり見ることのない壁一面の大きな絵画に圧倒されたほか、ひとつの絵画をじっくり鑑賞するフランス人の美術に対する姿勢にも驚きました。フランスの美術館は、学生が無料で入館できるので、たくさんの学生が出入りしていました。
世界史の知識があったので、歴史や芸術の理解を深めることができ、また歴史を大切にしているフランス人とも話が弾んだので、歴史を勉強することの重要性を再認識しました。

 

フランスで日本の歴史や文化を再発見
日本の歴史や文化に興味を持つフランス人は多く、書店ではマンガ・歴史・日本料理などを扱った日本コーナーが充実していました。リヨンの博物館の絹織物のコーナーには着物が展示され、江戸時代に京都に向けて織物機を送ったとありました。陶磁器コーナーには伊万里焼などの伝統文化が紹介されていました。また、映画博物館では、リュミエール兄弟がリヨンで制作した映画が日本で上映され、その当時の日本の様子が動画として記録されていました。どれも日本では見る機会のないもので興味深く感じ、大学でジャポニズムの勉強もしておいて良かったと思いました。こうした日本の伝統文化のほかに、かねてより耳にしていた通り、日本のマンガやアニメ文化も浸透していました。毎年開催のイベントには、コスプレイヤーが集い、キャラクターグッズが販売されます。私もフランス人の友人と行きましたが、入場制限がかかるほどの人気ぶりで、日本のサブカルチャー人気を改めて認識しました。会場には、屋台や駄菓子屋さんもあり、友人にラムネの開け方を教えてあげました。このイベントで特に印象に残ったことは、フランス語に翻訳されたマンガです。有名なマンガ作品だけかと思いきや、マイナーなものも出版されていました。日本では、海外作品が日本語版で出版されるまで時間がかかるので、新刊以外がすでにフランスで出版されていることに驚きました。公立図書館には日本マンガがあったので、私は自習の一環としてこれを翻訳していました。日本語のオノマトペをフランス語にすると、かなり意味合いが異なることが多く見受けられました。日本の日常会話や動作を外国語で表現する面白さと難しさがうかがわれました。図書館では子供室を良く利用しました。シンプルな文法で書かれた絵本を読み、フランス語に慣れるためです。絵本にも日本とフランスの文化の違いがあることを発見しました。日本の絵本は、動物が主人公のもので面白おかしく書かれているものが多いですが、フランスの絵本は愛や人生などをテーマに扱ったものもありました。子供が寝る前の読み聞かせとしての本としては、フランスの絵本教育は大人っぽいなと思いました。

 

アリアンス・フランセーズ・リヨンでの勉強
この学校では先生とクラスメイトに恵まれました。教科書や独自のプリントを使って授業を進めますが、週末の予定を発表したり、フランスの祝日の意味、リヨンの行事などをリヨン在住の先生が教えてくれたり、教科書以外の雑学としてのフランスについても幅広く学べました。校内イベントでBBQやカラオケ大会を楽しんだこともあります。隔週開催される放課後の映画上映会は、フランス映画を知るきっかけになりました。鑑賞後には感想を発表します。映画は字幕のないフランス語版のため、完璧な理解はできませんが、他の人の感想を聞いて、様々な視点を知る良い機会となりました。
春学期だったためか、学校内の日本人の割合も少なく、ブラジルやコロンビア、トルコなど様々な国の人と友達になることが出来ました。学校帰りには、22時頃まで暗くならないので、ビールやおつまみを持ち寄って河原でおしゃべりをしたり、日本食レストランにみんなを連れていって和食を教えてあげるなど交流を楽しみました。なかでも、本田圭佑選手が所属しているミランとリヨンのサッカーの試合を見に行ったのはとてもいい思い出です。サッカーは、国境を越えてみんなで楽しめるスポーツだと改めて思いました。このような時間を共有出来たことで、クラスメイトとの仲も深まり、短期留学の友人が帰国する際にはお別れパーティーを開き、別れを惜しみました。遠く離れてもこの先ずっと繋がっていられる友達が作れたことは、この留学の収穫の一つです。


【アリアンス・フランセーズ・リヨンでの詳しい体験談はこちら】